ダナンから日帰りでフエへ行き、名物のコムヘン(しじみご飯)とバインベオを食べてきました。訪れたのは、コンヘン島周辺にあるしじみ料理の食堂「Cơm Hến 17」。コムヘン、ブンヘン、バインベオにドリンクまで頼んで、会計は合計約610円(100,000ドン)でした。
フエ料理はダナンと同じく米粉や魚醤、唐辛子を使いますが、小さな器にいくつもの食感を重ねるのが特徴です。一品の量が控えめなぶん、日帰りの短い滞在でも名物を何品か食べ比べられます。

しじみ料理の本場、コンヘン島周辺の人気食堂
コンヘン島はフォン川の中州で、コムヘン発祥の地として知られています。島とその周辺にはしじみ料理の店が並び、今回歩いたハンマクトゥ通りにも小さな食堂が何軒もありました。
迷った末に選んだのは、事前に何人もの人から勧められていたCơm Hến 17です。店名と通りの名前が大きく書かれた看板があるので、近くまで行けば見つけやすいと思います。
簡素なテーブルと椅子が並ぶ気取らない食堂で、訪れたときは地元の人に家族連れや旅行者も加わり、ほとんどの席が埋まっていました。落ち着いた内装やサービスを求める店ではありませんが、フエの普段の食事をそのまま体験できます。

コムヘンは器の底から混ぜて食べるしじみご飯

器にはご飯と小さなしじみ、その上にもやし、香草、ピーナッツ、揚げた豚皮、フライドオニオン、唐辛子がたっぷり。しじみご飯と聞くと炊き込みご飯を想像しますが、まったく別の料理です。
最初は具の多さに戸惑いましたが、底からしっかり混ぜると、しじみのうま味、ピーナッツの香ばしさ、豚皮の軽い歯ざわり、唐辛子の辛さがひと口ごとに入れ替わります。野菜が多いので重くならず、今回いちばん驚いた一品でした。
添えられるのは、しじみのゆで汁で作った澄んだスープ。ご飯に少しかける食べ方もありますが、私はそのまま混ぜて食べ、途中でスープを飲んで口の中を落ち着かせるのが気に入りました。
ブンヘンは米の麺で軽め。2人ならシェアで食べ比べ

ブンヘンは、コムヘンのご飯を米の麺「ブン」に替えたしじみ料理です。具はほぼ同じですが、麺になるぶん軽く、さっぱり食べられます。
ご飯と具の食感を楽しむならコムヘン、軽めに済ませたいならブンヘン。2人以上なら1杯ずつ頼んでシェアすると、違いがよくわかります。
バインベオは唐辛子入りのヌクマムをかけて

フエに来る前からいちばん楽しみにしていたのがバインベオです。米粉の生地を小皿に流して蒸し、細かくしたエビや揚げた豚皮、フライドオニオンをのせた料理で、大きなトレーに小皿が十数個並んで出てきます。
もちもちの生地はやさしい味なので、魚醤ベースの甘酸っぱいたれ(ヌクマム)に唐辛子を足してかけるのがポイント。塩気と辛さが加わると、エビのうま味と米粉の甘みがぐっと引き立ち、小皿でもしっかりお腹にたまりました。
ただし、フエの唐辛子は想像以上に辛いことがあります。辛いものが苦手な人は、少しずつ足して味を確かめてください。
メニューの見方と頼み方
メニューは写真付きで、しじみ料理はどれも1杯約90円(15,000ドン)。ほかにバインベオやバインロックといったフエ名物の小皿料理もあり、指差しで頼めます。

| 料理名 | メニュー表記 | どんな料理か | 料金 |
|---|---|---|---|
| コムヘン | Cơm Hến | しじみと野菜、香ばしい具を混ぜて食べるご飯 | 約90円(15,000ドン) |
| ブンヘン | Bún Hến | コムヘンのご飯を米の麺に替えたもの | 約90円(15,000ドン) |
| チャオヘン | Cháo Hến | しじみのお粥 | 約90円(15,000ドン) |
| ミーヘン | Mỳ Hến | しじみを使った麺料理 | 約90円(15,000ドン) |
| ヘンサオ | Hến Xào | しじみの炒め物 | 約310円(50,000ドン) |
| バインベオ | Bánh Bèo Chén | 小皿で蒸した米粉の生地にエビなどをのせたもの | 約210円(35,000ドン) |
| バインロック | Bánh Lọc | タピオカ粉の生地でエビと豚肉を包んだもの | 約210円(35,000ドン) |
| バインナム | Bánh Nậm | 米粉の生地をバナナの葉で包んで蒸したもの | 約210円(35,000ドン) |
| バインラムイット | Bánh Ram Ít | もち米の団子を揚げた生地にのせたもの | 約210円(35,000ドン) |
| ネムルイ | Nem Lụi | レモングラスの串に巻いた豚肉のつくね焼き | 約310円(50,000ドン) |
今回はコムヘン、ブンヘン、バインベオの3品で約400円(65,000ドン)、ドリンク2杯を足して合計約610円(100,000ドン)でした。一品が安くても最初から頼みすぎると食べきれないので、少しずつ頼んで追加するのがおすすめです。
行く前に知っておきたいこと
- 朝食や昼食の時間帯は混みやすいです。落ち着いて食べたいなら、食事どきを少しずらすのがおすすめです。
- 小さなローカル食堂は現金払いが中心のことが多いので、少額の紙幣を用意しておくと会計がスムーズです。
- 設備は簡素なので、ウェットティッシュや除菌シートを持っていくと安心です。
ダナンから日帰りで行くモデルプラン
ダナンから日帰りなら、昼食をCơm Hến 17にして、午後にフエ王宮などを回る流れが組みやすいです。移動時間は道路状況で変わるので、帰りの時間には余裕を持たせてください。
| 時刻 | 予定 |
|---|---|
| 8:00 | ダナンを出発 |
| 10:30 | フエ市内に到着 |
| 11:00 | コンヘン島周辺を散策 |
| 11:30 | Cơm Hến 17でコムヘンとブンヘン |
| 12:15 | バインベオなどのフエ名物を追加 |
| 13:00 | カフェやチェーの店で休憩 |
| 14:00 | フエ王宮や市内を観光 |
| 17:00 | ダナンへ向けて出発 |
Cơm Hến 17の地図
基本情報
| 店名 | Cơm Hến 17 |
| 住所 | 17 Hàn Mặc Tử, Vỹ Dạ, Huế |
| 場所 | フエ市内、コンヘン島周辺のヴィーダー地区 |
| 営業時間 | ※要確認(掲載サイトによって表記が異なります) |
| 定休日 | ※要確認 |
| 料金 | しじみ料理 約90円(15,000ドン)/フエ名物の小皿料理 約210円(35,000ドン)〜 |
| アクセス | ダナンから片道約2時間半(モデルプランの目安) |
※料金は訪問時の目安です。日本円は1万ドン=約61円で換算しており、為替レートや価格改定によって変わります。営業時間とメニューは、訪問前にGoogleマップや店頭で最新の情報を確認してください。
まとめ
日本円で千円もかからずに、コムヘン、ブンヘン、バインベオを1回の食事でまとめて試せるのが、Cơm Hến 17のいちばんの魅力です。ダナンからフエへ日帰りする日は、昼ごはんをここに合わせて計画してみてください。



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